freeeがトラブル
沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
あっという間に10月も月末を迎えてしまいました。早いものです。
月末といえば会計業務の忙しい日ですが、こんな日に会計ソフトのfreeeが止まってしまいました。
私も使っていたのですが、顧問先の切り替えがうまくできない!
おや?先程の操作がヤバかったのか?と思ってサポートに問い合わせしたら「ただいま不具合発生中でして・・・」というお返事。
そのうちログイン画面がメンテナンス中の表示になってしまいました。
あぁ、自分の操作が原因ではなかったか、と妙に安心して復旧を待ちます。
・・・1時間・・・2時間・・・まだメンテナンス中です。
これは深刻。
3時間ほどで私のアカウントは復旧したようですが、完全復旧のアナウンスはまだですね。
今日は10月末ということで、8月決算法人の申告期限です。
freeeも法人税の申告ソフトを販売しているので、これをメインで使っている税理士はびっくりしたことでしょう。
申告に間に合わなかったらどうなるのか?考えただけでも恐ろしいです。
まぁ、これはクラウド会計に限ったことではなくてローカルで運用している会計ソフトでも同じことが言えます。
繁忙期や申告期限の日にパソコンが故障してしまう、というのはよくある話。
そうなる前に対策をしておくことが大切です。
・期限には余裕を持って対応する
・パソコンは複数台で同じ仕事ができるようにしておく
・バックアップを取る
こんな感じでしょうか。
この中でも「複数台で同じ仕事ができる」というのは大切ですが、ソフトのライセンスの問題で1台にしかインストールできない事が多いですね。
クラウド会計ソフトの場合はサーバーがダウンしてしまえばオシマイですが・・・
やっぱり期限ギリギリの仕事はしないように頑張ります。
日本選手権に行ってきました
沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
トライアスロンの日本選手権に行ってきました。
「テクニカルオフィシャル」というスタッフです。以前は審判とかマーシャルとか呼ばれたいましたが、テクニカルオフィシャルで統一だそうです。
そういえばユニフォームの背中にも「Technical Official」とプリントされてます。
場所は東京お台場!
大きなテレビ局もある大都会です。
お台場海浜公園で1.5km泳ぎ、ゆりかもめの「船の科学館」「テレコムセンター」あたりをバイク、ランで走ります。
交通量も多い都会なのでスタッフの人数も桁違いです。
テクニカルオフィシャルだけで90人ほど。その他に車の交通整理や歩行者の交通整理もいて、総勢300人はいるのではないでしょうか。
出場する選手はオリンピックレベルで、先週の国体に参加していた選手も大勢います。
私の担当はランの折返しでした。
バイクの最終関門も兼ねているので緊張します。
大きな事故もなく、無事に大会を終える事ができました。男女とも新チャンピオンの誕生で大いに盛り上がりました。
さて、旅のお楽しみは土地の評価ですが、さすが東京!路線価も高い。
私が担当したランの折返し地点の路線価は850千円/平米。
沖縄県の最高路線価が740千円/平米なので、那覇市の国際通りや国道58号線などを通行止めにするようなものです。
よくもまぁ、こんな場所を交通規制できるもんだな、というのが感想です。
何かの映画で「レインボーブリッジ封鎖できません!」というセリフがありましたが、トライアスロンの日本選手権は湾岸警察署付近を封鎖してしまいました。
▼湾岸警察署付近封鎖しました!
東京オリンピックまで2年弱、オリンピックでもお台場でトライアスロンが開催されます。
今から楽しみです。
福井国体に行ってきました
沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
10月4日~8日に福井県で開催された国体に行ってきました。
トライアスロンの選手・・・ではなくて監督です。
出発前に台風25号がやってくる!ということで5日出発の予定を急遽繰上げて4日に出発しました。
それでもギリギリ。暴風警報が発表されたので「もうダメか・・・」と思いましたが何とか飛んでくれました。
大会の会場は福井県の高浜町というところです。
原子力発電所があるとかで、町内のいたるところに原発関係の施設がありました。
(原子力発電に詳しい選手がいて、いろいろ教えてもらいました)
▼宿泊は「鼓松」という純和風の旅館。お食事が美味しかったです。
競技の方は、台風の影響で距離を短縮して行われました。
スイム750m、バイク20km、ラン5kmのスプリントです。地元福井の選手が大活躍して無事に終了。
沖縄県の選手も頑張って完走しましたが、全国レベルの壁の高さを改めて感じた大会となりました。
さて、旅の楽しみは土地の評価!ということで調べてみると、ちゃんと路線価が設定されてます。
▼旅館前が29千円/平米
その他の場所もだいたい20千円/平米~30千円/平米といった感じです。
那覇市でこの路線価はなさそうなので離島で探してみると、石垣市の字石垣、字大川あたりと同じくらいですね。
宮古島市だと、字久貝、字下里の住宅地もこれくらいの評価額となっています。
トライアスロンが開催される地域は、海があって交通規制がしやすい場所になるのでこれくらいなのでしょう。
国体の翌週は日本選手権で審判です。
2週連続になりますが、次回は東京。
行ってきます。
寡婦控除の見直しで「家族」を考える
沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
「寡婦」という聞き慣れない言葉があります。
夫と死別、離婚して再婚しないでいる女性のことです。
所得税には「寡婦控除」という制度がありますが、結婚歴がないシングルマザーは、結婚歴がある方より税金の負担が重くなるのが問題になっています。
厚生労働省は来年度の税制改正で見直しをめざす方針とか・・・。
寡婦控除は、一定の条件を満たす場合に所得税などが軽くなります。
今、何が問題になっているかというと、戸籍上の婚姻関係の有無で寡婦控除の適否が判断されるという点です。
寡婦控除の要件として「民法上の婚姻関係」があったことが必要になるため、婚姻歴のない方は寡婦控除を受けられません。
ふたつの母子家庭があって、同じ家族構成、同じ職場、同じ給料(年収)でも婚姻歴の有無で税金に差が出てしまうのです。
これはおかしくないか?というのが今回の見直しの考え方です。
実は、昔からこの点は分かっていたのです。
私が所得税の勉強を始めた当時(昭和)は民法上の婚姻関係が重視される時代でして、
「ちゃんと結婚という制度があるのに、それを使わない人に税制上の特典を与える必要はない」
という理屈がまかり通っていた時代でありました。
しかし、時代とともに考え方も変わります。
平成も終わろうとしている21世紀において、この考え方はちょっと・・・
ということで見直しの時期に来たのではないかと思います。
こうやって、どんどん時代とともに法律も変わっていきます。
あと数十年したら「相続人」の考え方も変わってくるかもしれませんね。
民法上の婚姻関係にない事実婚であっても相続人になれる権利を有するようになるかもしれません。
「家族」って何?と考える今日このごろです。
相続時に不動産を共有してはいけない
沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
相続後に問題が生じるケースで「不動産の共有」というのがあります。
父親が亡くなり、長男、次男が相続することになりました。
父親の所有していた不動産を長男が4分の3、次男が4分の1相続しました。
めでたしめでたし。
しかし、孫の代になって問題が出てくることが多くあります。
例えば長男、長女、次男にそれぞれ2人の子ども(亡くなった父親から見て孫)がいた場合、孫の代には権利関係が複雑になってしまいます。
ひとつの不動産を複数人で共有していると、修繕や売却の意見が対立してどうにもならない・・・という事が多いのです。
不動産を共有するという相続は将来的に不安定な要素を残してしまいます。
共有を避ける相続の方法のひとつに「代償分割」があります。
先ほどの例でいえば、長男が不動産をすべて相続します。その代わり、4分の1相当の金額を次男に支払います。
また、不動産を現金化してお金で分けるという方法もあります。
仲の良かったきょうだいが相続で喧嘩してしまうというのは亡くなった親からすると悲しいことに違いありません。
目先のことだけでなく、次の世代の事も考えて相続するようにしましょう。