法人設立手続きの簡素化
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沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
法人を設立するのにはいろいろな手間がかかります。
定款認証や商業登記、銀行の口座開設、そして税務署や県税事務所などへの届け出・・・
それぞれ別の機関なので提出先も当然、別々になります。
これらを一本化しようという動きがあり、さらにオンライン化も進めるそうです。
ついでに(?)実印登録の義務は廃止して任意とし、電子証明を義務にするという話もあるようです。
これが実現すると、今までの手続きが大きく変わることになりますね。
しかし、法人の設立が簡単になるのはいいことばかりでもありません。
安易に設立してしまう事例もあります。
株式会社の最低資本金制度が撤廃され、取締役1人でも設立が可能になったときにも多くの法人が設立されましたが、個人事業の感覚で運営している法人が見受けられました。
単式簿記で記帳
法人と代表者の資産が区分されていない
社会保険未加入
などなど・・・
安易に設立してしまうと面倒な手続きに対応できないという事態になりかねません。
そして解散しようにも、これまた面倒くさい手続きが必要なのです。
法人を設立するときは運営や終わり方まで考えておきましょう。