AIが発達しても人が対応するニーズは消えない
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沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
平成29年分の確定申告もひとまず終わりました。(消費税が残ってますが)
今年も税務支援ということで税務署の相談会場や電話相談センターに数日間いたわけですが、毎年たくさんの納税者が利用されてますね。
税務署としては納税者自ら申告書を作成して申告できるよう、あらゆる作戦を実行しているのですが今のところ成功しているとは言い難い状況です。
3時間〜5時間待ちとか相談受付を13時で締め切ったとか、溢れる納税相談希望者への対応に苦労している状況です。
これは今年に限ったことではありません。もう何年も前からこんな状況です。
かと言ってこの時期だけのために税務職員を増員することもできずに最小限の人数で対応しているのです。
なぜ、自分で申告書を作成できないのか?
・複雑な税金の仕組みに付いていけない。
・パソコンで申告書を作れるようになっているがパソコンそのものに馴染めない。
こんな感じでしょうか。
これだけITが発達しても使わない人は使わないワケです。
どんなにIT(AI)が発達しても、人間側が使おうとしなければどうしようもありません。
コンピュータを相手に納税相談するのは嫌だ、という人も当然出てくるでしょう。
お買い物での支払いに現金を使う人が減らないように、納税相談を利用する人も減らない。
一方ではどんどん便利になるe-Taxを利用して効率化していく。
アナログ派とデジタル派に2極化が進んでいくような気がします。