記帳くんCloudを使ってみた
沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
会計ソフトがどんどんクラウド化していきます。
今まではfreeeやMFクラウドといった新規参入の会社が主流でしたが、既存の会計ソフト会社もクラウドに対応してきました。
ミロク情報サービス
私の事務所はミロク情報サービスという会社の会計ソフトを使っています。
クライアントの規模に合わせて数種類の会計ソフトがありますが、個人や中小企業向けの会計ソフトに「記帳くん」というのがあります。
この「記帳くん」が進化して「記帳くんCloud」というクラウド型のソフトができました。
記帳くんの機能
「記帳くんCloud」は、インストール型の「記帳くん」とほぼ同じ機能を有しているので、乗換えてもそんなに違和感なく使えると思います。
会計ソフトとしての基本的な機能は備えていて、部門管理や検索もしっかりしています。
税理士事務所とはインターネットを介してつながっているので、リアルタイムで相談ができるのもいいです。
普通に入力できる
freeeの入力方法は「収入」「支出」、「完了」「未決済」という区分になっているので、借方/貸方で考える人にとっては、とっつきにくい面もあります。
しかし、記帳くんCloudは、従来の会計ソフトと同じように借方/貸方で入力できるので、この点では入力しやすいといえるでしょう。
今後はどうなる?
既存の会計ソフトメーカーがクラウド対応したことで、ますます会計ソフトのクラウド化が進んでいくことと思います。
しかし、freeeとミロク情報サービスの目指す世界はちょっと違うようです。
freeeはERPという従来の会計ソフトの概念を超えたバックオフィス全体の効率化を目指しています。
ミロク情報サービスは、現在の税務・会計ソフトをクラウド化して税理士とクライアントの利便性を高める、というコンセプトのようです。
(ERPパッケージは別商品あり)
それぞれのソフトがどのように進化していくか楽しみです。