税務行政の将来像
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国税庁は「税務行政の将来像 〜スマート化をめざして〜」を発表しました。
これで税務行政の今後の進む方向性が示されたわけですが、サブタイトルに「スマート化」という言葉が使われているとおりコンピュータを活用した方向に進むことがハッキリしました。
1.納税者の利便性向上
具体的な例として、
- カスタマイズ型の情報配信
- 税務相談の自動化
- 申告・納付のデジタル化推進
となっています。
・カスタマイズ型って何?
マイナンバーで把握した情報に応じて適切な情報を配信することのようです。
例えば、不動産を売った人には所得税の譲渡所得に関する情報を配信する、といった具合ですね。
・税務相談の自動化
何がわからないのかハッキリしている人はいいのですが、疑問点が漠然としていて「何がわからないのかがわからない」という方も少なくないので、コンピュータがその辺まで対応してくれるのか?というところがポイントになりそうです。
・申告・納付のデジタル化とは?
こちらもマイナンバーで収集した情報に基づいて生命保険料控除や医療費控除などを簡素化しようという計画のようです。
また、納税環境も電子化で進化していきそうです。
2.課税・徴収の効率化・高度化
税務署もこれに合わせてスマート化します。
- 申告内容の自動チェック
- 軽微な誤りのオフサイト処理
- 調査・徴収でのAI活用
・申告をコンピュータがチェック
こちらでもマイナンバーが活用されそうです。個人別の財産を把握して申告漏れや評価に役立てるとか。
・オフサイト処理とは?
軽微な誤りは、現在のところ税務職員が電話や郵便でお知らせして訂正をしています。これが機械化されるということかな。
・調査や徴収でもAI
税務署もAIです。税務調査もAIが行う時代が来るのでしょうか?
AIが作った決算書、申告書をAIが調査する・・・面白そうな世界です。