世界中で感染拡大のコンピュータウイルス「WannaCry」
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世界中に拡大したコンピュータウイルス「WannaCry」が話題になってます。
これは、Windowsの脆弱性を利用したコンピュータウイルスで、すでに150以上の国で感染が確認されているそうです。
世界的な大企業のネットワークも感染して業務に支障がでているとか。
感染の仕組みは定番のメール経由です。そしてLAN内に自己増殖しパソコンのファイルにロックをかけて「外してほしければお金を払え」と要求してくるそうです。支払い方法が「ビットコインで払え!」となっているところが今風ですね。
困ったウイルスですが、Microsoftからは3月にパッチが出ていて対応済なんです。
現在、感染しているのはこのアップデートしを適用していないパソコンということになります。おそらく古いXPなどを使い続けているので、パッチが提供されずに感染してしまったのではないでしょうか。
Microsoftも緊急事態ということで、例外的に古いOS向けにアップデートの配信を開始したそうです。
世界中でこれだけ感染が広がるということは、
1.古いパソコンを使い続けている組織が多い
2.アップデートをせずに放置されている
ということになります。
ここ数年、大規模なコンピュータウイルス被害がなかったので意識が希薄になってきているのかもしれません。
何度も言い続けていることですが、最大のセキュリティリスクは人間です。
今回の騒動もそれを証明しているのではないでしょうか。