何事にもメリットとデメリットがあります。不動産投資のデメリットはどんな事でしょうか？

1. 投資するのにお金がかかる
   株式の投資信託なら数万円から投資できますが、不動産となると安くても数百万円、普通は数千万円の資金が必要になります。
   それくらいの余裕資金をもってる人はほとんどいないので、借入れを行って投資することになります。
2. 専門的な知識が必要
   法律や会計、税務の知識が必要になります。苦手な方は専門家に依頼することになりますが、ある程度は勉強して理解しておかないといけないですね。
3. 空き室リスク
   募集してもなかなか入居者がいない、周辺に新築の物件がたくさんできたので値下げせざるを得ない、などなど空き室リスクがあります。返済計画に影響する深刻な問題です。
4. 金利が上がる
   借入れで不動産投資を行うのが普通ですが、金利が上昇すると収益が低下します。しかも金利の上下は自分の努力でどうにかなるものではありません。
5. 入居者のトラブル
   家賃を滞納するとか、お隣さんとモメるとか入居者に関するトラブルも珍しくありません。誰がどのように対応するのか？難しい問題です。
6. 修繕リスク
   築年数が進むと建物や付属設備にガタがきます。入居者からのクレームで明らかになる事が多いです。電気・水道・ガス設備、外装など大掛かりな修繕で数百万円単位のお金がかかる場合もあります。

ということで、これらのデメリットを計算してもメリットが上回りそうなら不動産投資にもGOサインを出すことができますが、なかなか踏み切れないのが現状です。
そこを乗り越えた人だけが不動産投資の恩恵を受けられるわけですね。
不動産所得は「不労所得」なんて言われることがありますが、上のようなリスクを取って挑戦している人なので他人が「不労所得」なんて言うのも失礼な話だなぁ、と思ったりします。