ビットコインを支えるシステムのブロックチェーン。この画期的なシステムを国内の銀行が採用して年内にもサービスを開始するそうです。意外に早く実現することにビックリです。
　

ブロックチェーンを使うとどうなるか？

２０１７年内には、まず数件の銀行がブロックチェーンを利用して送金できるサービスを開始するそうです。そして２０１８年以降にどんどん増やしていくとか。
この送金サービスが実現すると、スマホのアプリで簡単に安く送金できるようになります。そうすると、数十円、もしかしたら数円で送金できるので、今まで現金でやりとりしていた飲み会の集金も銀行振込を使う人がでてくるかもしれません。
　
さらに、将来的にはほぼ無料で送金できるようにするのが目標とか？
送金手数料は定額制にして使い放題、という仕組みになるかもしれませんね。
　

なぜ手数料を安くできるのか？

なぜ手数料が安くなるのでしょう？その理由は、銀行内のシステム維持費を削減できるからです。
現在は、他行に送金する際には「全国銀行データ通信システム」というシステムを使っていますが、これは専用システムだけに膨大な維持費がかかるのです。
ブロックチェーン技術を使ったしたシステムで大幅なコスト削減が実現するということです。
　
また、いつでも即座に利用できるという特徴もあります。現在の振込システムは時間帯によっては翌日処理になることもありますが２４時間対応になるそうです。まるでメールを送信するような手軽さですね。
　

ブロックチェーン技術の応用

銀行がブロックチェーンを利用することで、信頼性が増してきます。今後はブロックチェーンの仕組みを利用して、いろいろなサービスが提供されるのではないでしょうか。
　
会計ソフトはデータを改ざんできないようにロックをかけるシステムがありますが、これもクラウド化＆ブロックチェーンで安く、簡単に実現できるかもしれません。
国税庁のe-Taxもブロックチェーンを利用することで、電子証明書が不要なシステムに変わるとか、そういう未来を想像してしまいます。