沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。

2016年もそろそろ終わりに近づき、年が明けたら確定申告の準備が始まります。
そんな時に、弥生会計が白色申告のオンライン版を無料提供を開始しました。

弥生会計とは？

言わずと知れた会計ソフトの定番ですね。会計ソフト、何を買えばいいか分からない方も「とりあえず弥生買っとこう」という感じだと思います。
パソコンにインストールタイプと、ブラウザから操作できるオンラインタイプがあります。今回無料になったのは、オンラインタイプの白色申告バージョンです。
シンプルな操作で簿記・会計の知識がなくても記帳できる、というのがセールスポイントのようです。
そして、日々の記帳だけでなく個人の確定申告にも対応しているとのこと。

料金とサービス

無料版とは別に有料版もあります。こちらは年間4,320円でサポート付きということですね。
無料版の機能は次の通りです。
入力などの基本機能
決算・申告
WebFAQ

有料版の機能は次のとおりです。
入力などの基本機能
決算・申告
WebFAQ
電話サポート
メールサポート
チャットサポート
画面共有サポート
仕訳相談
経理業務相談
その他

ということで、基本的な機能は同じで相談サポートがあるかどうかの違いのようです。

登録と使い勝手

登録は、まずメールアドレスを入力します。そのアドレス宛に登録用webアドレスが送られてきますので、そこから登録開始です。
名前や職業など基本的な事項を登録したらすぐに使えます。

白色なので「単式簿記」です。
簿記の知識がなくても家計簿感覚で入力できます。主要な勘定科目と簡単なアドバイスもあるので迷うことなく日々の記帳ができるのではないでしょうか。
まず、左上の「収入」か「支出」を選びます。
次に、「取引日」「勘定科目」「摘要」「取引先」「金額」を入力。
基本的にこれだけです。

▼入力画面

また、他のクラウド会計ソフトと同じように、インターネットバンキングのデータ取り込みやレシート写真の取り込みを行い、自動登録してくれる機能もあります。
登録してみようと思いましたが、推奨環境がWindowsだったので今回はやめておきます。（Macなので）
銀行以外にも各種クラウドサービス「Moneytree」「Airレジ」「Misoca」「MakeLeaps」などと連携できるので上手に使えば大幅に効率化できそうです。

▼データ取込画面

▼レシート画像取込画面

帳簿については、固定資産台帳と簡単な仕訳帳のようなものがPDFで出力できます。

▼帳簿

確定申告についても、画面の指示に従っていけば作成できるように作り込まれているようです。

小規模な事業で、記帳や確定申告にも慣れているという方なら必要十分な機能を備えているのではないでしょうか。
無料なので、とりあえず登録して使ってみるのもいいと思います。