給与の支払い報告書・源泉徴収票は一括提出で
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沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
年末調整が終わってホッとひと息ついたら、次は給与の支払報告書や源泉徴収票の提出が待っています。
給与支払い報告書とは?
各市区町村が、従業員の給与を元にして住民税の額を決定するためにの書類です。
税務署に提出する「給与所得の源泉徴収票」と様式がほぼ同じなので混同されがちですが、提出先が異なります。
源泉徴収票とは?
1年間の給与の支払金額や所得控除の額、源泉徴収税額が記載されている書類です。毎年、1月下旬ごろに会社から各従業員へ配付されていると思います。
提出先
給与所得の源泉徴収票・・・税務署
給与支払報告書・・・従業員が住んでいる市町村
源泉徴収票は会社の管轄税務署の提出すればいいのですが、給与支払報告書は、従業員が住んでいる市町村に提出です。
Aさんは那覇市、Bさんは豊見城市、Cさんは南風原町、Dさんは浦添市・・・と別々の市町村に住んでいると、それぞれの自治体に提出しなければならないので手間がかかります。
平成29年1月から、eLTAXで一括送信できるようになる
この面倒な手続きが平成29年から楽になりそうです。
eLTAXを利用して一括送信すると、自動的に「支払い報告書は該当の市町村へ」「源泉徴収票は税務署へ」提出することが可能になります。(電子的提出の一元化)
このシステムが実際に動き出すのは平成29年の1月からなので、どのような使用感なのかまだ分かりませんが従業員の多い会社の担当者には喜ばれそうです。
年明けに私も使ってみたいと思います。