みずほ銀行がインターネットネットバンキングの「API連携サービス」を開始
フィンテックが気になる沖縄県那覇市の税理士、渡嘉敷です。
みずほ銀行が法人向けネットバンキングの「API連携サービス」の提供を開始!というニュースがありました。
ついにAPI連携が始まったか、という感じです。
API連携って何?
APIとは「ソフトウェアの機能を共有すること」と言われています。
今回、みずほ銀行はインターネットバンキングの機能の一部を公開することによって、他社が外部からインターネットバンキングを利用することができるようにしました。
これにより、クラウド会計ソフトの会社がみずほ銀行のインターネットバンキングの機能を自社のクラド会計ソフトに埋め込むことができるようになったので、みずほ銀行とクラウド会計ソフトの連携が可能になったのです。
AIP連携できるとどうなる?
みずほ銀行は、「クラウド会計ソフトfreee」「MFクラウドシリーズ」とAPI連携しました。
これまでは、みずほ銀行のインターネットバンキングのログインID、パスワードをクラウド会計ソフトに預けることにより、会計システムが預金者に代わってインターネットバンキングへログインし、残高情報や入出金明細を取得していました。
しかし、API連携により、会計ソフトのユーザーはインターネットバンキングのログインIDとパスワードを保存することなく残高や入出金情報の取得が可能となるわけです。
いままでは、銀行側がログインの仕様を変更すると会計ソフト側はそれに合わせてシステム変更をしなければならず、ユーザーはシステム変更まで不便を強いられていたのですが、API連携でそういったこともなくなります。
API連携の今後
なんだ、ユーザーからしたら劇的に便利になるわけじゃないんだね、と感じる方もいるかもしれません。確かにその通りです。しかし、これはほんの入り口ですので、今後はログインや入出金明細取得だけでなく、振込などもAPI連携される予定だそうです。
そうなると、会計ソフトから仕入代金の振込を行い、そのまま自動的に記帳されるといったことが可能になるかもしれません。
ますますフィンテックで便利になりそうです。