クラウド会計ソフトが使えなかった事例
freeeやMFクラウドなど、クラウド会計ソフトが元気です。
CMを見て「これなら自分でもできそう!」と思って挑戦する人も増えているようです。
でも、ちょっと待った。
中にはクラウド会計ソフトが使えなかった・・・という事例もあるのです。
私のクライアントでfreeeを使ってみたいけど、導入に不安がある・・・ということで導入作業だけをお手伝いした法人がありました。
インターネットバンキングも申し込んでfreeeと同期もしました。
しかし、結局は使いこなせずに私が記帳するという事態になってしまったのです。
原因その1「メールアドレス」
freeeではメールアドレスを登録する必要がありますが、そこにケータイキャリアのメールアドレスを登録してしまいました。
ご存知のとおり、ケータイのメールアドレスは迷惑メールブロックの機能が強いのでfreeeからのメールが弾かれてしまい、いつまで経っても登録できないという状況になってしまいました。
原因その2「パスワード」
freeeにログインするにはID(メールアドレス)とパスワードが必要です。
ケータイのメールアドレスは弾かれてしまうので利用しているプロバイダのメールアドレスを設定しましたが、ログインできません。
よくよく聞いてみると、パソコンにログインする時のIDとパスワードを入力していたようです。
原因その3「使い方が分からない」
さて、ログインまではできました。
銀行から取得したデータが表示されていて仮仕訳までされています。
ここで「どのように操作したらよいのか分からない」ということでした。
ひととおりの使い方を教えてあげたのですが、イマイチ理解出来ない様子・・・(教え方が下手ですみません)
結局、ログインできないとか・・・使い方が難しいとか・・・いろいろな理由で記帳しなくなってしまったので私が記帳代行することになりました。
結論
クラウド会計ソフトの導入を自分でできる程度のパソコン操作のスキルがないと、使い続けるのは厳しいです。
インターネットバンキングとの連動も自分でやってみましょう。
これが出来ない場合は紙の帳簿を使うとか、会計事務所に記帳代行を依頼するなどした方がいいと思います。
すべてがCMのように簡単にできる訳ではない、という事例でした。